便秘解消にヨーグルトは効果なし?

便秘解消のために腸内環境を改善したい!
だけど…

  • ヨーグルトを食べてもぜんぜん効かない
  • 乳酸菌飲料を飲んでも出ない
  • 腸内環境改善に効果なしどころか逆効果のような気もする
  • 乳酸菌サプリメントを摂ってもイマイチ改善効果が感じられない

このように、ヨーグルトを中心としたいろいろな乳酸菌食品(乳酸菌飲料)を試しているのにもかかわらず、なかなか腸内環境改善や便秘解消の効果を実感できない人は少なくありません。

私自身も以前、便秘がひどくて何とか腸内環境を改善したいと思い、けっこうな量のヨーグルトを毎日欠かさず食べていた時期があったのですが、その時まったくと言っていいくらい、腸内環境の改善効果を実感することができませんでした。

では、どうしてヨーグルトなどの乳酸菌食品を摂っても、思うような実感が得られないのでしょうか?

今回はヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない4つの原因と、その対策について考えてみたいと思います。

ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない4つの原因

私は、過去に様々な乳酸菌を試してきた経験や、長年の慢性便秘を克服できた実際の経験から、ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない原因は、主に次の4つがあると考えています。

  • ヨーグルトは日本人の体質に合いにくい
  • 乳酸菌の種類が効果的じゃない
  • 乳酸菌の量が足りない
  • 慣れてしまう
  • ヨーグルトは日本人の体質に合いにくい

    ヨーグルトが便秘に効かない原因の1つは、そもそも乳製品が日本人の体質に合っていないからだと考えられます。

    ヨーグルトは「乳糖」が含まれる乳製品のひとつですが、日本人のおよそ8割は、この「乳糖」を分解するための酵素が体の中に存在しないと言われています。

    (これは、「乳糖不耐(にゅうとうふたい)」と言われています)

    そのため、日本人の多くは乳糖が多く含まれるヨーグルトを摂っても、体内で乳糖をうまく処理することができず、逆に体やお腹にとって負担になってしまっている可能性があります。

    ヨーグルトを食べた後でお腹がゴロゴロするのは、腸内環境が良くなって便通が良くなっているのではなく、たんに乳糖を体が処理できずに軽い下痢を引き起こしてしまっているのだと考えられるのです。

    もちろん、「ヨーグルトは絶対にダメ」という話ではないので、ヨーグルトで効果を実感できた方の場合は、そのままヨーグルトを活用していけば良いと思います。

    しかし、「病気にならない生き方」の著者であり腸の研究で有名な新谷弘実氏も、その著書の中で「ヨーグルトを常食している人の腸相は悪い」ということを言っていますし、私の周囲でもヨーグルトをたくさん食べてもスッキリしない体質の人は確実に存在しています。

    こうしたことから、ヨーグルトが便秘に効かない原因のひとつは、そもそも乳製品が日本人の体質に合いにくいからだと考えられます。

    乳酸菌の種類が効果的じゃない

    ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない原因の2つ目は、それらに含まれている乳酸菌が便秘対策として効果的な種類ではないからだと私は考えています。

    例えば、ひとことで「人間」と言っても、いろいろな性格の人がいて、運動が得意な人もいれば、考えることが得意な人もいます。

    そのため、頭を使う仕事は考えることが得意な人に任せたほうが良く、体を使う仕事は運動が得意な人に任せたほうがうまくいきます。

    乳酸菌にもこれと同じようなことが言えて、ひとことで「乳酸菌」と言っても、いろいろな種類の乳酸菌がいて、それぞれ得意不得意があります。

    便秘対策として素晴らしい働きが期待できる乳酸菌もいれば、便秘対策としてはイマイチな働きしか期待できない乳酸菌もいるのです。

    だからこそ、「乳酸菌はどれも同じ」ではなく、種類によって全然ちがうものであり、便秘対策を目的としているのであれば、まずはそれにふさわしい種類の乳酸菌を選ぶ必要があるのです。

    これまで私がいろいろな乳酸菌を試してきた経験上でも、やはりスッキリを実感しやすいものもあれば、ほとんど実感できないものもあり、乳酸菌の種類によって体感度合いが大きく異なると感じています。

    乳酸菌の量が足りていない

    ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない原因の3つ目は、摂取する乳酸菌の量が十分でなく、不足しているからだと考えられます。

    一説によると、摂取した乳酸菌が有効に作用するためには、「1日あたり1兆個以上の乳酸菌を摂取することが必要」だと言われています。

    しかし、その基準で考えた場合、一般的なヨーグルトや乳酸菌飲料などだけでは、それだけの乳酸菌の数を摂取することは厳しいのです。

    例えば、某メーカーのプレーンヨーグルトには、450gあたりに20億個程度の乳酸菌が含まれていますが、そのヨーグルトで1兆個の乳酸菌を摂取しようと思ったら1日あたり500個も食べなくてはいけない計算になります。

    450gのヨーグルトを1日に500個も食べるというのは、さすがに現実的ではないし、さらに少なく見積もって10分の1の量が必要だとした場合でも、1日あたり50個ものヨーグルトを食べる必要があることになります。

    もちろん、先ほどもお伝えしたように、乳酸菌といっても様々な種類のものがあるため、それらをひとくくりにして「乳酸菌を1日1兆個とればOK」ということは言えませんし、1兆個という数字もひとつの「目安」にすぎません。

    とは言え、私がこれまで様々なサプリメントなどを試してきた実感としても、ヨーグルトだけで充分な乳酸菌を補うのは難しいと感じています。

    また、ヨーグルトをたくさん食べれば、「乳糖不耐」の問題だけでなく、カロリーの取りすぎにもなってしまいます。

    こうしたことから、私たちが乳酸菌食品や乳酸菌飲料をたくさん食べたり飲んだりしたとしても、意外と乳酸菌の量をしっかり摂ることができていない場合が多いのです。

    したがって、ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない原因のひとつとして、摂取する乳酸菌の量が十分でないことが考えられます。

    体が慣れてしまう

    ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない原因の4つ目は、同じ乳酸菌を摂り続けることで体がだんだん「慣れて」しまうからだと考えられます。

    例えば、「便秘薬をずっと使い続けているうちに、だんだん体が慣れてしまって効かなくなってきた」という経験をしている人は少なくありませんが、乳酸菌でも「最初は良かったのに、繰り返しているうちに体が慣れてきてしまい、しだいに思ったような実感が得られなくなってきた」という経験をしている人も中にはいます。

    もちろん、便秘薬と乳酸菌はまったく違うジャンルのものなので同じではありませんし、通常、乳酸菌は過剰に摂取しても薬のような副作用はありません。

    しかし、繰り返しの使用によって体が慣れてしまうことで、だんだん効果を実感できなくなってくるというパターンは共通しています。

    したがって、ヨーグルトや乳酸菌が便秘に効かない原因の4つ目としては、同じ乳酸菌を摂り続けることで体が「慣れて」しまうことが考えられます。

    便秘に効果的な4つの乳酸菌の摂り方とは?

    体質や状況は人それぞれなので、これらの4つの原因がすべての便秘の人に当てはまるわけではないかもしれませんが、あなたにも、なにかしら思い当たるところがあったのではないでしょうか。

    それでは、こうした原因をふまえた上で、どのように対策していったら良いのでしょうか?

    次の記事では、それまでヨーグルトや乳酸菌飲料などをどんなに摂っても、まったくスッキリを実感できなかったガンコな体質だった私でも、ここを意識するようになったら自然にスッキリを実感できるようになった4つのコツについてお伝えします。